福島県立安積高等学校 高校生

福島県立安積高等学校は、1884年(明治17年)に創立された福島中学校を前身とし、今年創立135年を迎える高等学校です。当初は現福島市に設置されましたが、明治22年、猪苗代湖の湖水を運ぶ安積疏水が通水し開拓の進む安積郡桑野村(現郡山市開成)に移転され、以後県内屈指の進学校として多数の人材を送り出してきました。文化人・著名人の一例として、朝河貫一(歴史学者、イェール大学)、久米正雄(作家)、玄侑宗久(作家)、箭内道彦(クリエイティブディレクター)などがOBです。敷地の片隅には安積歴史博物館(写真 国の重要文化財)として校舎の一部が現存し、旧制中学当時のたたずまいを残しています。2016年3月には嵐の二宮和也さんが主演するTVドラマ「坊ちゃん」の撮影舞台にもなりました。2019年の今年は、文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受け、学校として12年ぶりに理数系の学習活動に力を入れることになりました。
本年入学の1年生は「地域創生」のテーマで全員が課題研究に取り組み、また理科系部活動に所属する生徒たちは、さらに研究活動に熱が入っています。震災後物理部ではテーマの一つとして放射線の研究にも取り組む一方で、震災後の福島の姿を知りたいと福島復興の学びにも関心を寄せてきています。

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第4回福島第一廃炉国際フォーラム事務局